建築設計課

毎日使う大きな机・店舗

西荻窪駅から徒歩3分、昔ながらの細い路地にある小さな建物の改修計画です。
1階は日替わりお弁当と豚饅を販売するお店で、2階は東洋医学を基にしたパーソナルトレーニングスタジオ。
今回の計画は、ご夫婦で切り盛りされるお店全体の1階部分の改修工事でした。

日々、店主さんがお弁当と豚饅を作り、販売し、献立を考えたり、
お客さんも買い物だけではなく、お茶を飲み、ご飯を食べ、ちょっとした会話をする場所。
ご夫婦の休憩時間や、まかないを食べたり、ボーっとしたりと長い時間を過ごす場所。

板前でありながら、毎日のお店の営みの中にある活動を受け止めてくれるようなものを作れないかと考え、
お店の真ん中に部屋の大きさに対して、少し大きめの机を作りました。

周りをぐるぐると回れる角の丸い机、可動式の天板や手元の見えない作業スペースもある机、
そんな机を中心とした空間が、人の集まるへそのような場所になってくれたらいいなと思って設計しました。

日常軒/東京都杉並区西荻南3-15-18
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